PowerMeter+FrequencyCounter

 

2008.01.24

 

 

このパネル面に付いている立派なメーターは随分以前に入手していていつかは何かに使いたいと思っていました。

そこで、前のスペアナのlogAMP部分(AD8307)を使ってPowerMeterを作りました。

デジタル表示もいいのですが、アナログ表示が発信や増幅の調整には便利です。

使う予定のケースが少し大きく余裕があったので周波数カウンタも一緒に入れました。なにせ作業部屋が手狭に

なってきたのでその対策も兼ねています。

 

 

メーターの元々のパネルです。

 

見た感じでは、30Wまでのパワー計に使ってあったもののようです。

フルスケールは100uAとあります。

 

 

 

 

 回路図

 

パネル後ろ側の様子です。

パネルは以前他のものに使っていたのを裏返して使っていますのでかなりみっともないのですがもったいない病で再利用しています。

 

左上のサブシャーシに乗っているのが周波数カウンタ部です。

ここは、秋月のキット(ICM7216A)です。

真中下の金色の部分が20dbのカップラです。

周波数カウンタへの入力はこのカップラを通して入れています。

 

周波数カウンタの入力を直に取ったらPower計の指示に影響が出たのでこのようにしました。

 

 

 

ケース内部には電源とLogAmpが入れてあります。

 

 

 

20dbのカップラの内部です。

作り方は、トロ活のままです。

外側のケースは、両面のプリント基板で作っています。

 

入出力には、オーディオ用のPINジャックを使っています。

周波数カウンタが250MHzまでなので、その位の周波数まででしたら

使えるようです。

 

 

左側は、スルーの特性です。

右側は、−20dbの出力です。

(100MH/div)

TGレベル 0dbm

 

今回の対象となる0−250Mhzでは、問題無く使用出来そうです。

 

 

SSGHP 8657B)から100MHzの各レベルの信号を入力したときの指示値です。

−60dbmを超えたあたりから少し小さく表示します。

 

100MHz +10dbm

100MHz 0dbm

100MHz −10dbm

100MHz −20dbm

100MHz −30dbm

100MHz −40dbm

100MHz −50dbm

100MHz −60dbm

100MHz −70dbm

 

 

左は、AD8307の周波数とVoutの関係です。(AD8307データシートより)

 

下の写真は周波数を変化させたときの指示値です。

(100MHzで目盛に合うように調整しています)

IN=0dbm

 

左の図から10MHzと300MHzでは約3db差があるように読み取れます。

下の指示値もほぼ同じ差なのでこんなものでしょう。

 

 

10MHz

50MHz

100MHz

150MHz

200MHz

250MHz

300MHz

350MHz

400MHz

 

 

周波数カウンタ(外部基準入力 GPS使用10MHz信号)

 

IN=10MHz (HP 8657B 高安定タイムベース 1×10−9乗使用)

 

0.1Hzまでは合っていますがこれ以上は測定環境がないので不明です。

 

SSGGPSも校正はしていませんので、本当の精度は闇の中です)

 

 

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