2009.11.30

 

SSBTXの調整に必要なAF2トーンジェネレータを

AVR−DDSを使って作りました。

 

回路図

 

構成は

AVR−DDSで 1000Hz・1575Hzを作ります。

その後OPAMPのバッファを通してMAX7403のLPFを

通して不要な高調波を除去します。

MAX7403のコーナー周波数は1.67Kzと1KHzにします。

そのために、10MHzの水晶発振出力を

/60して167KHz

/100して100KHzを作ってMAX7403に供給します。

 

電源回路は十分にデ・カップリングをします。

 

 

 

まずは、AVR(ATmega88−20)を使ったDDSの実験

からです。

 

WEBをさまよっていたらAVRのポートから8Bitのデータを

出力して、R−2Rのラダー抵抗ネットワークでD/A変換して

正弦波を作ることが出来るという情報がありました。

 

そこで実験してみました。

最初に正弦波のデータを求めなければいけません。

三角関数を使って求めたデータを使って

プログラムを作ってみました。

 

 

 

最初に作ったものです。

このときは、AVRのクロックには10Mhzの水晶を使って

います。

 

この時の、最高発振周波数がこの約1.8KHzです。

 

その後、水晶を27MHzに変えたところ役3.3KHzまで

出力できました。

(オーバークロックは自己責任です)

 

ASMとかCを使えばまだ高い周波数まで生成できそうです。

 

発振周波数はプログラムの中のNOP命令の数で調整する

という手抜き手法です。

 

 

 

まずまず綺麗なSin波形になっています。

 

 

 

 

こちらは、クロック10MHzの時の波形の拡大画面です。

階段状になっているのが判ります。

 

 

 

こちらは、クロックを27MHzにした場合です。

滑らかな特性になっています。

 

 

 

プログラムを調整して、1000Hzを生成したものです。

 

 

 

1575Hzです。

 

この2波を合成して2トーンを作ります。

 

 

 

合成して作った2信号特性です。

低い周波数にあるスプリアスは測定系によるものです。

 

高調波も80db下までには確認出来ません。

 

 

 

ケースは、いつものようにCD−ROMのケースを流用しました。

そんなに使う頻度は高くないので電源も実験用の電源から

供給することにして手抜きしました。

 

 

 

現在製作中のTRXに使ってみました。

十分実用になるものが出来ました。

 

 

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