NFBAMP(2)
2SC1815を使ったNFBAMPの追実験をしました。
今回は、蛇の目基盤ではなく、ガラエポ片面基盤にランドを切り出しベタ基盤に貼り付けて擬似両面基盤としました。
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実験中の様子です。(相変わらず汚いです。)
今回の実験の目的は、single~5paraまでの特性を取ることです。
回路は、前の回路と一緒です。
まずは、single~5paraまでの各種データです。
このときは、トランスは
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で試しました。
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IC |
周波数特性 |
IMD特性 |
Single トランス T1 |
16mA |
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Para トランス T1 |
20mA |
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3para トランス T1 |
24mA |
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4para トランス T1 |
20mA |
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5para トランス T1 |
27mA |
データのとり忘れですが上の4paraより少し 悪かったです。 |
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入出力特性です。 T1のときは、singleのときが一番いい特性でした。 この時は、IMD特性もpara以上は変化なしでエネルギーの無駄使いでした。 このとき、トランスの巻数を反対にするとゲインは下がりましたがIMD特性は良くなりました。(T2) トランスの巻数をかえるとさらに特性が改善されました。(T3 5para) このトランスの巻数比の最良点は判りません。 ただ追い込んでいけば、かなりいい値が出そうな感じはあります。 |
この時の、ICの違いによる特性の変化です。(3para T3)
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高調波 |
周波数特性 |
IMD |
IC= 10mA |
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IC= 25mA |
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IC= 40mA |
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IC= 60mA |
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このとき、IC=25mAがほぼ最良点でした。
それ以上ICを流してもいい結果はでませんでした。
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3paraでIC=25mA トランス T3での特性です。 (コレクタに入っているRを180Ωから30Ωに変えています) 今回の実験で一番いい特性です。(In 0dBm) (ただ、まだ最良点ではないと思います) NFBが最適ではないので周波数特性が低い周波数でゲインが下がっています。 しかし、ある程度で目をつぶれば2SC1815という安価なデバイスで144Mhzまでまかなえるフロントエンドも製作可能ではと思います。 (ただし、現在2信号特性は16Mhzまでしか特性がとれないので144Mhz当たりの2信号特性は不明です) |
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129MhzでIMD特性を図ってみました。 かなり悪化しています。 |
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引き続きトランスの巻数を変えての実験です。 2:3:5です 左はTGレベル-10dBm 右は入力0dBmです。 NFBが効きすぎで高い周波数で盛り上がっています。 |
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1:3:5です。 周波数特性は平坦になりました。IMDは少し悪化しました。 ただ129Mhzでの特性ですので左の平坦な範囲内ではいいのかもわかりません。 (これは、自作スペアナの3rdLOを引っ張り出してきて実験していますので周波数が変えられません) |
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2:3:5のトランスに少しおまじないをしてみました。 ゲインは下がりましたが周波数特性は伸びました。 IMDも改善されました。 しかしゲインが5dBしかないのでは意味がありませんね。 (右の特性は、上と出力を合わせるために入力を3dBmにしています) |
この回路は、まだまだ改良の余地があります。
以降続く