NFB Amp

トロ活(トロイダル・コア活用百科)のNFBAmpを1815を使って作ってみました。

 

回路は原典のままです。

トランスは、秋月のフェライトコアに

原典通り1:15t(タップ7t)で作っています。

10Kの半固定は、4.7kにしています。

Icは14mA流しています。

 

この回路は自作SSBトランシーバのTOPAMPにも使っています。

(Trは1815ではなく他のTrです)

 

 

実験基盤の様子です。

2SC1815は3パラにしています。

 

 

左が周波数特性です。

60Mhzまでフラットで10dbのゲインがあります。

右は、リターンロスの様子です。

1.1以内に収まっています。

 

IMDの様子です。

 

16Mhzと16.1Mhzの2信号で

計測しています。

 

左上から+5dBm、0dBm、−5dBm

左下 −10dBm、−15dBm入力です。

 

 

dbコンプレッションレベルは、5db入力で14db出力です。

 

rdIMDのIPは+30dBでした。

 

このアンプは、0dB入力位までが正常動作範囲と思われます。

 

 

2SC5064 トーテムポール

パーツBOXをあさっていると、2SC5064が出てきました。表面実装用のftが7GHzあるやつです。

これをトーテムポール状に5個積み上げNFBAMPを作ってみました。

秋月のコアで作ったトランスの横にある黒いものが2SC5064を5個積み重ねたものです。

ICは35mA流しています(1本当たり7mA

左側は、ヤフオクで入手したメガネ状のコアに1次1t:2次15t(タップは電源側から4t)

右側は秋月のコア2つを貼り合わせて1次・2次の巻き数は同じで作りました。

特性はほとんど同じですが秋月のコアの方がよりフラットです。

さすが、ftの高い石だけあって1815よりは広域まで伸びていますが

 

IMD

Input

Ic 15mA

Ic 35mA

-20dBm

-10dBm

0dBm

10dBm

 

しかし、Icをたくさん流したほうがIMDが悪くなっています。

まだ、定数が悪いのでしょう。もう少し詰めてみる必要があるようです。

 

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