Tr技術9月号に掲載されている、自動レベル調整アンプをマイクアンプに使ってみました。
構成としては、TL081−LM386の構成です。
入力として、1000Hzと1600Hzの2信号を入力し送信回路のMIX−BUFFAMP−BPFの後の出力を観測しています。
一部、定数を変えています。
無入力 |
AFIN 10mVP−P |
AFIN 20mVP−P |
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AFIN 50mVP−P |
AFIN 100mVP−P |
AFIN 150mVP−P |
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AFIN 200mVP−P |
AFIN 250mVP−P |
AFIN 300mVP−P |
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AFIN 350mVP−P |
AFIN 400mVP−P |
AFIN 500mVP−P |
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AFIN 600mVP−P |
AFIN 700mVP−P |
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AF入力が、150mVP−Pを超えるあたりから利得制限が効き始め400mVP−P以上では出力はほぼ一定になりました。
このアンプ自体の入出力特性です。
AFIN 100mVP−P AFOUT 570mVP−P |
AFIN 200mVP−P AFOUT 890mVP−P |
AFIN 300mVP−P AFOUT 1.08VP−P |
AFIN 400mVP−P AFOUT 1.17VP−P |
AFIN 500mVP−P AFOUT 1.27VP−P |
AFIN 600mVP−P AFOUT 1.34VP−P |
AFIN 700mVP−P AFOUT 1.37VP−P |
AFIN 800mVP−P AFOUT 1.4VP−P |
AFIN 900mVP−P AFOUT 1.43VP−P |
AFIN 1VP−P AFOUT 1.46VP−P |
ATOUT 1.52VP−P |
AFOUT 1.6VP−P |
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入力が、300mVP−P付近から利得制限機能が働きはじめます。
出力波形が歪み始めるのは、3VP−Pを入力するあたりからです。
使用予定のマイクは、どんなに大きな声をだしても300mVP−Pまでしか出力されませんのでちょうどいいかなと思います。
ただし、利得制限アンプの出力で約20mVP−Pくらいのノイズがでます。
TL081の1番から2番に帰っている回路の中の33pFがノイズ除去用ということですが、定数を変えてもノイズはこれ以上
下がりませんでした。
どこか他に問題があるのかしれません。
少しおもしろくないので今回は、このアンプの使用は見送ります。
参考文献:Tr技術9月号「自動レベル調整アンプの製作」