430MHzのTRXを作っていて、AMPやMIXのIMD測定用にPOS−535を使って
280MHz〜500MHzのSGを作りました。
ブロック図です。
|
今回は、分周比を可変するのではなく 基準信号を可変することで出力周波数を 可変しています。 こうすることにより、400KHzという 高い比較周波数を利用でき安定したPLL が実現できました。 基準信号には、DDS SGを使います。 ただ、この構成では切りのいい周波数は 作れません。 2信号特性を測るためのものですから 相方の8657Bがしっかりしているので よしとします。 |
|
POS535・TD6127部分 TC9198・MC14046部分 74HC04・74HC393部分 ループフィルタ部分(POS535部分の基盤の下) の4ブロックに分けて作り生基盤の上に纏めてあります。 ループフィルタには、OPAMPを使ったアクティブフィルタは使わずに、Trで増幅器を作り増幅した後パッシブのラグリードフィルタを使っています。 (参考文献 PLL回路の設計と応用 CQ出版社) |
|
|
|
450Mhz出力時の高調波です。 4倍が少し見えています。 |
狭い範囲の位相ノイズです。 右の8657Bと比べても少し悪い程度ですので よしとします。 |
ほぼ同じ条件の8657Bの波形です。 |
|
大問題発生です。 8657Bとで、2信号を作ったところ 左図のようなことになりました。 単信号では、問題なさそうでも実際は問題ありです。 片側だけ悪化しているということはどちらかの信号源に問題ありで、8657Bではないので作ったSGに問題ありということでしょう。 現在は、POS535の出力をそのまま使っていますのでバッファでもかましてみることにします。 |
|
|
出力に、uPC1677のバッファを入れてみました。 0dbm出力でIMが悪化しています。 ただ、この悪化の原因はAMP自体のIMなのかコンバイナなのか、まだアイソレーションが足りずにVCOが影響を受けているのか不明です。 UPC1677のデータシートによるとF0.5GでIM3はー62dbとあるのでこんなものなのかもです。 |
|
|
ケースに入れてまとめてみました 周波数カウンターは、XKP貝原さんがHPで発表されているものをそのまま利用させていただきました。 |
内部の様子です。 ディジタル系とアナログ系を一つのケースにまとめる場合電源をきちんとしておかないとひどい目に合います(実際合いました) |
ひとまず完成というこにします。